2017-09-07 17:49:31

Cocco、20周年記念の武道館2days公演をWOWOWで

Coccoが7月に行なった9年ぶりの日本武道館公演<Cocco 20周年記念 Special Live at 日本武道館 2days 〜一の巻×二の巻〜>の模様が、9月10日(日)にWOWOWにて放送される。

同公演は、彼女のメジャーデビュー20周年を記念して7月12日(水)、14日(金)の二日間にわたって開催されたもの。12日の公演を<一の巻>、14日の公演を<二の巻>と銘打ち、各日異なるバンドメンバー、異なる内容によるステージが展開された。
以下、放送を前に到着したオフィシャルからのライブレポートをお届けする。

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12日の<一の巻>。この日のバンドは、メジャーデビューから中期までのプロデュースを務めた根岸孝旨(B)をはじめ、白井良明(G)、長田進(G)、柴田俊文(Key)、向山テツ(Dr)、武藤祐生(Vn)といった当時のCoccoを支えたメンバーだ。
ライブはデビュー曲「カウントダウン」でスタートした。赤い照明の中で体を大きく揺らし白いドレスをひるがえしながら歌う姿は、何かに憑依されたようにも見え、オーディエンス全員が彼女から目が離せない状態となった。
「水鏡」「けもの道」など、初期の作品を畳み掛けて会場をCocco色に染めていく。大きな拍手に包まれながらライブは中盤へ。
柔らかいアコースティックサウンドとバンドメンバーのコーラスアンサンブルも心地よい「Raining」などで、前半の張り詰めた雰囲気とは打って変わって、温かみのある空気が会場に広がっていく。
そして「強く儚い者たち」「樹海の糸」「音速パンチ」など、感情豊かで伸びやかな歌声で会場はさらにヒートアップ。最後は晴れ晴れとした気持ちで歌う「もくまおう」で初日を締めくくった。


14日の公演、<二の巻>。この日は藤田顕(G)、粂絢哉(G)、鹿島達也(B)、渡辺シュンスケ(Key)、椎野恭一(Dr)といった近年の作品のレコーディングやライブに参加しているメンバーで構成されたバンドがバックを務めた。
<一の巻>はステージセットが極力シンプルだったが、<二の巻>ではステージ上にたくさんの花が飾られていた。オープニング曲は「焼け野が原」。この曲は2001年4月、活動休止前最後にリリースされたシングル曲で、Coccoの活動の中で大きなターニングポイントとなった作品の一つでもある。
<二の巻>のステージ上のCoccoは初日とは全く違う雰囲気を醸し出している。アカペラ始まりの「キラ星」、ゆったりとしたリズムに合わせて伸びやかな歌声を聴かせる「やわらかな傷跡」「樹海の糸」など、心地よい時間が続いた。

アコースティックサウンドで聴かせる「Heaven's hell」、ピアノのイントロで始まり緊迫感が増していく「カウントダウン」など、後半も曲ごとにいろんな表情を見せてくれる。
衣装を白いドレスに着替え、軽やかに舞いながら歌った「blue bird」、感謝の気持ちを伝えて歌った「Never ending journey」と続き、二夜を締めくくる最後の曲「有終の美」はCoccoの20年を体現するかのように力強く歌い上げ、感動的なフィナーレとなった。

二つのバンドと作り上げたこの二日間。それぞれのバンドの特色もしっかりと感じさせながら、Coccoの20年の活動の軌跡も確かめることができた。両日とも、この日にしか体感できない貴重なステージとなった。

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『Cocco 20周年記念 Special Live at 日本武道館 〜一の巻〜』、同『〜二の巻〜』は、WOWOWライブにて9月10日(日)21時より連続放送される。

■番組情報
『Cocco 20周年記念 Special Live at 日本武道館』
〜一の巻〜
2017年9月10日(日)夜9:00 [WOWOWライブ]

〜二の巻〜
2017年9月10日(日)夜10:30 [WOWOWライブ]
(以下略、全文はソースをご覧ください。)


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