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2017年8月7日10時45分 スポーツ報知

 最年少イリュージョニストとしてギネス認定を受け、「てじなーにゃ」の決め言葉でおなじみのマジシャン・山上兄弟がデビューから16年、寄席芸人に“転身”していた。

 山上兄弟は兄・山上佳之介(よしのすけ=22)、弟・山上暁之進(あきのしん=21)の兄弟ユニットで、佳之介が6歳、暁之進が5歳の時にデビュー。その愛くるしさからテレビ番組などで人気を博していた。

兄・佳之介が今春に大学(日大芸術学部演劇学科)を卒業したことを契機に、4月から落語芸術協会(桂歌丸会長)に入会、6月上席後半(6〜10日)の浅草演芸ホールを手始めに、都内の寄席に出演している。

 佳之介は「ずっと入りたいと思っていたんです」、暁之進は「(入会で)大人として認められた、就職が決まったような感じですね」と笑顔で話した。
これまでは学業優先で活動していたが、暁之進も大学(東京工芸大学芸術学部映像学科)4年となり単位もほぼ取得。「卒業制作で映画を撮影している」と余裕があることから、入会を決めた。

イケメン・マジシャンに成長した山上兄弟にとって意外にも寄席は思い入れのある場所だった。
元日本ハム・新庄剛志さんの現役時代のパフォーマンスをプロデュースした父のマジシャン・北見伸(56)は同協会に所属し精力的に寄席に出演している。
佳之介は「父と一緒に出たり、高校生の時に代演で出させていただいていた」と、父の後を追うように入会を決めた。会員となって初めてもらった寄席割(給金)は記念に取ってあるいう。
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