テレビ放送、特に地上波キー局での中継では視聴率の低下がさけばれている一方で、ここ数年間、観客動員数は微増が続いている日本プロ野球界(以下「NPB」)。2017年もセ・パ公式戦の入場者数は約1,637万人を突破(1試合平均2万9,026人/※数字はNPB公式サイトより。2017年の数字は8月2日現在、以下同)。16年は12球団合計で約2,498万人(1試合平均2万9,115人)だったので、現時点でほぼ横ばいのペース。全国的に夏休みへ突入、今後ペナントレースが佳境を迎え盛り上がる展開となれば、昨年を上回る観客動員も期待できそうだ。

「カープ女子」が14年の流行語大賞トップ10入り、昨年はリーグ優勝も果たし、今年も首位を快走している広島東洋カープや、積極的なPR活動を行い続けている横浜DeNAベイスターズが数字を伸ばし、NPBの観客微増を支えている一方で、チーム成績が低迷している千葉ロッテマリーンズやオリックス・バファローズがやはり観客動員数でも苦戦している。その中でも特に心配されているのが中日ドラゴンズ。

 中日はこれまでのところ主催51試合で総観客動員約137万人、1試合平均は2万6,892人と、不調に喘ぐ東京ヤクルトスワローズや、先述の千葉やオリックス、埼玉西武ライオンズを上回る12球団中7位。

 だが、NPBが観客の実数発表を行うようになった05年からこれまで12年間で1度しかなかった「ナゴヤドームでの観客2万人割れ」を、今年は7月中に3度も記録。しかもそのうち1試合が人気球団・読売ジャイアンツ戦であったことから、一部スポーツ紙が報道。ネット上では中日ドラゴンズの不人気ぶりを揶揄する声が多くあがる事態に。

 05年以降の年間観客動員数を見ると、落合博満監督のもと好成績を残した06〜08年は約239万〜243万人と好調だった中日。だがその後は、微増微減を繰り返しながらも緩やかに下降を続け、13年には199万8,188人と200万の大台割れ。14〜16年は約200万人、約205万人、約206万人とやや盛り返したものの、今のペースで推移すればまたもや200万の大台を割ってしまいそうなピンチとなっている。

 観客動員を盛り返すためには、チームの奮起が必要不可欠なところだが、現在の中日は5位と低迷中。なぜここまで低迷してしまったのだろうか。野球ライターはこう解説する。

つづく

2017.08.04 ビジネス・ジャーナル
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2017/08/06(日) 13:50:47.39
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