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2017/07/24(月) 08:12:29.36ID:CAP_USER9Jリーグの2017年夏の登録ウインドーが、7月21日からオープンされた。8月18日まで新戦力の登録が可能となるなか、各クラブは勝負の後半戦に向けて戦力アップを図るべく移籍市場で動きを見せている。
今夏最大の目玉となったのが、ヴィッセル神戸に加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキだ。22日にはユアテックススタジアム仙台で行われたベガルタ仙台とのプレシーズンマッチに先発出場。来日後初めて実戦の舞台に立つと、前半34分に丁寧なスルーパスからFW渡邉千真のゴールをアシストした。29日に本拠地ノエビアスタジアム神戸で行われる大宮アルディージャ戦でのJ1デビューに向けて、期待は高まっている。
さらに今夏、J2東京ヴェルディも昨季限りでローマ退団が決まっていた元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティの獲得に動いたが、ローマの英雄は現役引退の道を選び、日本でその勇姿を見る夢は叶わなかった。それでも、こうしたビッグネームの獲得を狙う動きが日本で徐々に高まりを見せているのは事実だろう。
この背景には、今季から10年総額2100億円で放映権を取得した「DAZN」など、Jリーグ全体の財政面での充実が挙げられるが、もう一つ考えられるのが近年トップ選手の“爆買い”を続けてきた中国リーグに起き始めた変化だ。
かつてAFCの機関紙「フットボール・アジア」編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、20年以上にわたってアジアサッカーを追う英国人記者マイケル・チャーチ氏は、「中国市場の沈静化によって、日本のクラブが選手を獲得しやすくなる可能性はある」としたうえで、14日に一足早く今夏の移籍期間が締め切られた中国勢の動きを、次のように総括した。
「メガディール実現の可能性は低かった」
「そもそも、今夏のマーケットで派手な動きを見せようとしていたのは、天津権健など“これからのチーム”たち。上海上港や広州恒大といった上位チームは、すでに外国人枠がスタープレーヤーたちで埋まっているし、今シーズンの前にはその枠も一つ減らされている。よって、メガディールが実現する可能性はこれまでより確実に低かった。
ただ、日本勢が狙うラインの選手となれば、そうした“これからのチーム”との争奪戦になることも考えられる。その意味で、移籍金と同額の税金を納めなければならなくなった中国勢は不利になり、それ以外の国のチームにはメリットとなる。実際、中国各クラブは新ルールが適用されてから、静観を決め込んでおり、まずはどこかのライバルが動き出すのを見て、その結果によって自らの動向を判断しようとしているようだ」
今年に入ってから中国サッカー協会が設けた新ルール――外国人枠の削減や移籍金に“100%”の税金を課すといった規制は、確実に中国クラブの新外国人選手獲得の抑制につながっているようだ。
実際に今夏の目立った動きは、1月にドルトムントと合意し、グラナダへのレンタル移籍を経て今夏から重慶力帆に加入したコロンビア代表FWアドリアン・ラモスと、総額45億円の買い取りオプション付き期限付き移籍でケルンから天津権健に加入したフランス人FWアントニー・モデストくらい。
逆に外国人枠が減らされた影響により、広州富力から韓国代表DFチャン・ヒョンスがFC東京に流出し、江蘇蘇寧所属のオーストラリア代表DFトレント・セインズベリーには浦和レッズ移籍の噂が浮上している
つづく
7/23(日) 20:30配信 フットボールZONE
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170723-00010014-soccermzw-socc