0001仙台焼肉 ★＠無断転載は禁止
2017/07/08(土) 09:50:36.43ID:CAP_USER9サッカーＪ２の水戸ホーリーホックがリーグ戦で４月１５日から６月２５日まで無敗を守り、チーム最多タイの５連勝を挙げるなど好調を維持している。７月１日の試合には敗れたが、前半戦を終えて、２２チーム中で７位（２１戦９勝５敗７分）の好位置につけている。これまでの最高順位は１２チームだった平成１５年の７位。選手らはＪ１昇格プレーオフ進出圏内の６位以内を狙っており、サポーターも期待を込めて見守っている。
「アウェーの松本戦で競り勝てたのは大きかった」
水戸在籍１９年目のベテランＧＫ本間幸司選手は前半戦をそう振り返る。
６月１１日に松本山雅ＦＣのホームで行われた試合は、声援に後押しされた松本の攻撃に終始押される展開だった。しかし、後半２５分にフリーキックからＤＦ福井諒司選手がヘディングで１点を挙げると、１４本のシュートを打たれながらも無失点でしのぎ、勝ち点３をもぎ取った。本間選手は「苦しい試合だったが、チャンスを逃さなかった」とチームの成長を実感していた。
水戸の好調について、チーム関係者は「新加入選手の攻撃力と既存選手の守備力が戦略にマッチしている」と分析する。
水戸の持ち味は前線から圧力をかけてボールを奪い、得点につなげるスタイルだ。攻撃の要はともに今季加入のＦＷ林陵平選手とＦＷ前田大然選手。長身ＦＷの林選手はボールキープ能力が高く、前田選手は豊富な運動量とスピードが武器だ。林選手は７月１日までに１０得点を挙げ、チーム得点王。前田選手もチーム２位の７得点を挙げている。前田選手は「点を取るだけでなく、チャンスメークもしてもっと順位を上げたい」と力を込める。
一方、守備の鍵を握るのは昨年加入の福井選手と在籍６年目のＤＦ細川淳矢選手だ。２人はゴール前を守るセンターバックとして守備を統率する。選手寮で２人と同部屋の本間選手は福井、細川両選手について「ピッチ内外で選手らとコミュニケーションを取り、チームをまとめている」と評価する。
チームは好調だが、選手らにおごりは見られない。これまでは暑さから運動量が落ちる夏場に順位を上げられなかった。選手らは「ここからが勝負どころ」と口をそろえ、体調管理や体力強化を徹底している。
チーム創設以来、水戸を見守ってきた水戸市五軒町の飲食店「マロン」店主、大塚巌さんは「やっと折り返し。楽観しているサポーターはいない」と言い切る。同時に「西ケ谷隆之監督の理想とするサッカーに近づいていると思う」と手応えも口にする。
上位進出に向けてサポーターの期待は日に日に高まっている。（丸山将）
◇
チーム設立から２０年を迎えた水戸ホーリーホック。宿願のＪ１昇格に向け、選手らの奮闘を追った。
◇
■水戸ホーリーホック 水戸市小吹町の「ケーズデンキスタジアム水戸」（収容人数１万２０００人）をホームスタジアムとするプロサッカークラブ。ホーリーホックは英語で「葵」の意味で、水戸藩の家紋である葵から引用したという。マスコットキャラクターは、竜をモチーフとした「ホーリーくん」。
http://www.sankei.com/region/news/170707/rgn1707070064-n1.html
