元宮崎県知事の東国原英夫氏(59)が5日、ツイッターで、都議選で大勝した都民ファーストの会の新人議員について
「はっきり申し上げる。4年後の都議会選挙では、今回の議員は半減するだろう」と、4年の任期を終えた次回の選挙で議席が半減すると厳しい予想を立てた。

 東国原氏は、55議席を獲得し圧勝した都民ファーストの会の当選者に政治未経験者が多いことへの世の中の懸念について、党内で発言できるのかと疑問を投げかけた。

 「『都民ファーストの会の当選議員、新人や素人で大丈夫か?』という懸念や不安について。議会(本会議)運営、各種委員会運営、職員との協議・駆け引き等も重要だが、
先ず党内で堂々と発言出来るのか?」

 また、自民党東京都連会長を辞任した下村博文幹事長代行の元秘書で、同氏から内部文書を流出させたと批判されるなど泥沼の戦いの末当選した、
平慶翔氏を「平気で裏切る人間」と評した上で、日々の地道な政治活動の重要性を訴えた。

 「これから4年間、地元回り、支持者・後援会組織作り、事務所立ち上げ・管理(事務所トラブルや平氏のような平気で裏切る人間は必ず出て来る)朝夕の駅頭、
都政報告会、利権や要望の整理、資金パーティ、2年後の統一地方選挙での市区町村議員の擁立……等々。それらを熟しながら、政策立案・議員発案」

 また会の代表を退く意向を示した小池百合子知事(64)が議員発案を求めたことについても「簡単なことではない」と一蹴した。

 「小池都知事が言っていたが、議員発案をどんどんやって欲しいと。簡単に言うが、議員発案程なんてそんなに簡単な事では無い。
議会基本条例なんて何処もやっているので、そんなのは数には入らない。果たして、何本の議員条例提案が出て来るか楽しみである。
議会の定数是正、議員報酬、政務活動費、都庁職員の給与や職員数、その他行財政改革はどうするか」

 東国原氏は、過去最低の23議席という歴史的大敗を喫した都議会自民党について「自民党を侮ってはいけない。その組織力や底力は凄まじい」と評した。
その上で最後に「都民ファーストの新人議員さん達がこれからどれくらいの量と質で、政治の世界で生きて行こうと考えているかは分からない。
何処まで本気なのかも分からない。(中略)生き残りをかけて、彼ら彼女らの今後の切磋琢磨に期待したい」(コメントは原文のまま)と、
都民ファーストの会の当選者にエールを送った。

https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1850507.html