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2017/07/06(木) 22:29:20.91ID:CAP_USER9その鹿島は5月31日に石井正忠監督を電撃解任している。後任に大岩剛コーチが昇格してから、5連勝。早めのチーム改革が功を奏したのは、2位C大阪も同じ。浦和に1−3で負けた第2節をきっかけに、尹晶煥監督が主にセンターバックやボランチを務めていた山村和也のトップ下起用を決断。「高校以来」と山村本人も驚く大胆なコンバートが的中し、ここまでチーム最多タイの7得点と変身を遂げた。日本代表MF清武弘嗣のたび重なる負傷離脱のダメージを感じさせない。
3位柏は開幕当初、ブラジル人FWトリオの爆発力が売りだったが、6試合を終え2勝3敗と低迷。そこで、運動量に長けた武富孝介と中川寛斗をFWに併用する布陣に切り替えた。前線からのハイプレスが武器となって、8連勝を含む10戦負けなしと巻き返しに成功。こちらも早めの決断がチームを活性化させた好例となった。
「大型補強」で注目を浴びたFC東京はまさかの9位と低迷。3年連続得点王の実績をもつFW大久保嘉人が孤立する場面が目立つなど、個々の能力の高さをチームとして一つに集約できていないままだ。ここにきて大久保に続き、主将のDF森重真人も負傷離脱しており、後半戦はさらに厳しい状況となりそう。
昨季年間勝ち点1位の浦和も8位と失速。完封はわずか2試合、3失点以上が5試合と守備が崩壊している。在任6年目を迎えるミハイロ・ペトロビッチ監督は1−4で敗れた5日の川崎戦後、次の新潟戦(9日)に負けたら辞任すると発言し退路を断った。クラブは慰留する方向だが、夏期の中断期間に入る前にチームに激震が走る可能性がある。
広島では連覇を含む3度のJ1優勝に導いた森保一監督が退任。2勝4分け11敗と浮上のきっかけをつかめず、クラブも苦渋の決断を迫られたようだ。今季のJ1では新潟、大宮、鹿島に続いて4人目の監督交代となった。どんな名将でも故障者続出や主力の移籍、不運続きの連敗などマイナス要素が重なると、負のスパイラルから抜け出せなくなるものだ。
一瞬先は闇の世界で、早めに効果的な打開策を打てるかどうか。小さなほころびを見逃さず、わずかな勝機をつかんだチームだけが上に行く。(浅井武)
http://www.sanspo.com/soccer/news/20170706/jle17070612130009-n2.html