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2017/07/02(日) 08:21:30.64ID:CAP_USER9繰り広げている。全員が60歳以上のメンバーでつくる匝瑳市の還暦野球チーム「匝瑳フレンズ」は、県還暦軟式野
球連盟の3部リーグ戦に初参戦した今季、公式戦での初勝利を目指して日々、練習に励んでいる。(城之内和義)
日曜日の午後3時前。小雨がぱらつく梅雨空の下、匝瑳市立野栄中学校の野球場にユニホーム姿のメンバーが
集まり始める。
「自分の体調に合わせて、キタキタ(のんびり)やって」。福島三郎監督(73)が声をかける。輪になったメンバーら
は屈伸や伸脚、腕をグルグルと回す「マエケン体操」など10分以上に及ぶ入念な準備運動を済ませると、グラブや
バットを手に守備や打撃の練習に入った。グラウンドには元気な掛け声や笑い声が絶えない。和やかな雰囲気の
中で汗を流す姿は、野球少年にも負けない若々しさにあふれている。
匝瑳フレンズは「仲間をつくりながら、好きな野球を楽しむチーム」として昨年4月に10人で設立した。現在は60〜
80歳の24人が所属する。メンバーが増えたことで、今年度から県連盟の3部リーグに出場。これまで4試合を戦
ったが、勝ち星はない。
福島監督は「県大会に初めて出てみて、周りのベテランチームの強さを実感した。『目指せ1勝』を合言葉に練習し
ている」と、今月15日に予定されている次の試合に向けて抱負を語る。
メンバー最年長は旭市の浅香健さん(80)。自動車教習所の教官を定年退職した後、体力づくりのため60歳から
野球を始めた。若い頃は陸上競技の記録会に出場するなど、俊足で鳴らしたという。「家に籠もっているより、外に
出てみんなと体を動かしている方が元気になる。体力が続く限り野球をしたい」。かくしゃくとしたユニホーム姿で白
球を追いかける。
一方、横芝光町の伊藤太一郎さん(60)はチーム最年少。中学、高校と野球部に所属して投手や中堅手を経験し
た。今年4月に入団したばかりで、今季リーグ戦には選手登録が間に合わなかったが、今後は左腕の二枚看板の
一人として力投が期待されている。健康増進のために野球を続けているというが、「勝負と健康の両方を大事にしな
がら、2部昇格のため優勝を目指す」と来季に向けて闘志を燃やす。
産経
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