0001江戸領内小仏蘭西藩 ★@無断転載は禁止
2017/06/30(金) 09:51:06.24ID:CAP_USER9[ 2017年6月29日 15:42 ]
http://m.sponichi.co.jp/sports/news/2017/06/29/kiji/20170629s00067000192000c.html
体操界で「キング」と言えば内村航平(28=リンガーハット)、「ひねり王子」と言えば白井健三(20=日体大)がパっと思い浮かぶだろう。内村は世界の頂点に立ち続けることで、白井は自身の武器で周囲を圧倒することで、こう呼ばれるようになった。
では、体操界で「ゴリ」あるいは「ゴリラ」と言えば?
まだ世間にはあまり広まっていないが、体を美しく操る業界内では既に浸透しているという。「先輩からも後輩からも、そう呼ばれてて」。徳洲会の武田一志は、不敵に笑った。
襲名に至った経緯はこうだ。パワーが付いてつり輪を得意種目とするようになった日体大2年の時、仲間が言った。「おまえ体ゴリゴリだな」、「そういえば顔も…」、「ゴリラだろ」。余分なひねりを加えず、ニックネームは一直線に決定。動物に例えられても嫌な気持ちはなく、むしろ「おいしい。イジられてなんぼ」とさえ思った。
圧倒的な腕力が必要とされるつり輪。武田は趣味の欄に「筋トレ」と記す。もちろん嘘ではない。だが、「ひと笑い入れておこうかという思いも少しある」と意図を明かす。冗談好きの明るいキャラクター。もちろん、体操に取り組む姿勢は真摯だ。
25日の全日本種目別選手権のつり輪。武田は力強い演技を披露し、着地もピタリと止めた。万感の思いを込めて両腕を突き上げると、支柱をなで「ありがとう」とつぶやいた。15・050点で連覇を達成。世界選手権(10月、カナダ・モントリオール)の代表候補に入った。