堤下敦、「睡眠薬で意識朦朧」に医師の責任を問う声…2種類の睡眠薬処方は異例?
文=ヘルスプレス編集部 2017.06.28
http://biz-journal.jp/2017/06/post_19582.html

 お笑いコンビ・インパルスの堤下敦が、意識が朦朧とした状態で自動車の運転席にいるところを警察に発見された。この一件は、「睡眠薬」の使い方にあらためて警鐘を鳴らすニュースとなった。

 6月14日の深夜2時過ぎ、東京狛江市の路上で自動車の運転席にいた堤下は、銭湯に行って自宅に帰る途中だった。その後の会見によると、銭湯で牛乳と一緒に薬を服用し、そのまま自動車に乗ってしまったという。

 曲がるべき道を通過したところから記憶がなく、気がつくと警察官が窓を叩いていた――というのだから、いかにも危ない。大事故につながった可能性もある。

◆ポピュラーな「レンドルミン」と効果が高い「ベルソムラ」

 堤下が服用したのは「ベルソムラ20ミリグラム」と「レンドルミンD錠0.25グラム」、そして「アレジオン錠20ミリグラム」。かねてからアレルギーに悩まされていた堤下は、身体がかゆくて眠れないという症状があり、アレルギーの薬と合わせて睡眠薬を処方されていた。

 3種の薬のうち、アレジオン錠はアレルギーを抑えるための薬。残りの2つはともに睡眠に関する薬だ。

 レンドルミンはベンゾジアゼピン系で、きわめて広く処方されている睡眠薬。ベンゾジアゼピン系の薬は、しっかりした作用がありながら副作用が少なく、種類も多いため非常にポピュラーだ。しかし、長く服用することによる依存性も指摘されている。なかでもレンドルミンは短時間型の薬で、入眠障害に用いられることが多い。