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2017/06/21(水) 05:02:11.02ID:CAP_USER9http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/052900220/062000021/ph01.jpg
ももいろクローバーZの「しおりん」こと玉井詩織さん
(写真:中馬 修、以下同)
「アイドルはお客さんを楽しませるプロ。プロとしてどんなデジタル変革を実践すればお客さんが楽しんでくれるか、一緒に考えてみましょう」と語る鈴木氏が、食べることが大好きという玉井さんが情シス部長としてふさわしい舞台として選んだのは「デジタル玉井食堂」だ。この食堂で情シス部長に何ができるかについて、玉井さんと丁々発止のやり取りを繰り広げた。
鈴木氏は、顔認識機能を持つロボットが来店客を認識し、来店回数や過去に注文した品をもとにお勧めメニューを提案するラーメン店の事例を紹介した。これを聞いた玉井さんは、「ももクロはライブ会場で顔認識も取り入れているから、ライブへの来場回数もカウントして、お勧めメニューだけでなくライブ参加のお礼とかも一緒に出せたらいいですね」と、食堂だけにとどまらない一歩踏み込んだ活用方法で切り返す。
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野村総合研究所 コンサルティング事業本部 ICT・メディア産業コンサルティング部 上級コンサルタント 鈴木良介氏
鈴木氏が次に挙げたのは、ビッグデータをもとに来店客が何を食べたいかを推測して、提案するファミリーレストランの例。「勧められたら絶対それ選んじゃいますよ。メニューの説明も一人ひとりに合わせたものになったら、もっと魅力的なものになりそう」(玉井さん)。さらに「店内のお客さんに合わせたBGMを流すこともできるんじゃないですか?」と、魅力アップのための独自アイデアを披露する。
続いて鈴木氏は、英国に実在するスマートフォンを使ったレストランの出前代行サービスを紹介した。自前では出前できないレストランでも、近隣で手が空いているバイクのライダーなどにネットで協力を依頼し、出前を代行してもらうサービスだ。「ももクロファンが、ももクロファンのために、デジタル玉井食堂から毎日夕食を運ぶということもできるかもですね」と話す鈴木氏に対し、玉井さんが「そうすればファンの健康管理もできそう」と応えると、満員の来場者が大きくうなずいた。
玉井さんは2013年にも「ITpro EXPO」のイベントに登壇し、生徒としてITを学んでいる。「2013年の時は分かったフリでしたが、今はスマホも使いこなせるようになりました。最近は、コンビニのコピー機にスマホのデータをWi-Fiで送ってプリントできると知ってびっくり。使いやすくなったITが、便利な世の中を作ってくれると思っています」と感想を述べ、デジタル変革が着実に進んでいることを来場者に印象付けた。
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