角界一の美声でカラオケ得意も 勢の相撲甚句はまるで演歌
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/207555
2017.06.17
https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/207/555/3028b4294ca516e81c6cff5d5085aa8620170616122017017.jpg
角界一の美声の持ち主(C)日刊ゲンダイ

 今風のイケメンではないが、いかにもきっぷのいい大将然とした風貌。まわしより調理白衣が似合いそうなのは、実家が寿司屋をやっているからか。

 相撲は四股名通り、好調時は手がつけられない。半面、そうでない時はサッパリと両極端。

 ある親方は「原因のひとつはケガです」とこう続ける。

「休場とは無縁の力士だが、右肘に古傷を抱えている。本場所の成績は、この右肘の状態に左右される面もある。本来ならば、負傷箇所周辺を徹底的に鍛えることで克服するものだが、いかんせん、稽古はマイペース。必死になって追い込むということは、あまりしない。右肘の状態と関連してか、相撲も右差し一辺倒。特に小手投げに頼る癖があり、下がりながら小手を振って、無理な体勢で足を痛めることもある。左からの攻めも覚えれば、三役の常連になるのですが……」

 酒は強くないが、明るくおしゃべり。そんな性格が周囲に愛されるのか、高須クリニックの高須院長もタニマチのひとりだ。

 勢を語る上で欠かせないのがカラオケ。歌声は玄人はだしで、中でも好んで歌うのは演歌だ。