野際陽子さん遺作、撮影完了していた!羽田美智子「私の芸能界の母」
6/17(土) 5:00 サンケイスポーツ

 13日に肺腺がんのため亡くなった女優、野際陽子さん(享年81)の訃報から一夜明けた16日、遺作となったテレビ朝日系「やすらぎの郷」(月〜金曜後0・30)の収録を野際さんが撮り終えていたことが分かった。

 9月まで放送される同作で、故人は石坂浩二(75)演じる主人公の妻の親友役で出演。関係者によると、5月8日に入院するまで、鼻にチューブをつけるなどして熱演し、最後まで女優魂を披露。予定されていたシーンはすべて撮り終えていたといい、今後の放送に影響はない。

 脚本を手がけた倉本聰氏(82)は、この日、同局系「スーパーJチャンネル」の取材に応じ、野際さんの体調を考慮してジョギングシーンを書き換えようとしたところ、本人から「やりたい」と申し出があったという秘話を告白。
この日放送の「やすらぎの郷」には野際さんの出演シーンもあり、冒頭で追悼テロップが流された。

 同ドラマの直前に放送する同局系「徹子の部屋」(月〜金曜正午)は追悼特集として、過去の出演回をダイジェストで放送。司会を務める女優、黒柳徹子(83)とは野際さんがNHKのアナウンサー時代から60年来の付き合い。2人が楽しそうに語らう姿が、視聴者の涙を誘った。

 フジテレビ系「花嫁のれん」シリーズで故人と嫁姑バトルを繰り広げ、7日に終了したテレ朝系「警視庁捜査一課9係」で共演した女優、羽田美智子(48)は、追悼コメントを発表。毎年誕生日プレゼントを贈りあう仲で「最も敬愛してた私の芸能界の母」とショックを隠せず。
「病を抱えながらも、なお現場に向かう後ろ姿は、小さかったはずなのに、戦士のように全てを背負って大きく見えました」と振り返った。


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