1998年朝日杯3歳S、2002年安田記念を制したアドマイヤコジーンが6日朝、
けい養先の北海道日高町のクラウン日高牧場で死んだ。死因は大動脈破裂の疑い。21歳だった。

同馬は父コジーン、母アドマイヤマカディの血統の芦毛の持ち込み馬。
栗東・橋田満厩舎から98年10月に京都でデビューし、2戦目に初勝利を挙げると、
続く東京スポーツ杯3歳Sで重賞初制覇。朝日杯3歳Sでは英国のマイケル・ロバーツ騎手とのコンビで
1番人気に応えて優勝し、JRA賞最優秀3歳牡馬に輝いた。

翌年の活躍が期待されたが、1月に右後脚を骨折。その後、左後脚も骨折し、
1年7か月の長期休養を余儀なくされた。その後も結果が出なかったが、
6歳時の02年には後藤浩輝騎手とのコンビで1月の東京新聞杯で復活の勝利を挙げると、
続く阪急杯で重賞連勝。高松宮記念は2着に終わったが、7番人気で臨んだ安田記念で
3年半ぶりのG1制覇を達成した。その年の香港マイル(4着)を最後に現役を引退。
同年の最優秀短距離馬に選ばれた。

翌03年に種牡馬入り。産駒からアストンマーチャン、スノードラゴンのスプリントG1勝ち馬2頭が出ている。
15年にレックススタッドからクラウン日高牧場に移動。6日に生まれた母ナナリーの牝馬を含め、
今年は3頭の産駒が誕生。すでに種付けが済んでいる繁殖牝馬2頭の受胎が確認されている。

スポーツ報知
http://www.hochi.co.jp/horserace/20170606-OHT1T50187.html

アドマイヤコジーン(父Cozzene/母アドマイヤマカディ/母父ノーザンテースト):netkeiba.com
http://db.netkeiba.com/horse/1996106512/
http://db.netkeiba.com/horse/sire/1996106512/