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2017/05/29(月) 05:38:37.98ID:CAP_USER9◆サーフィン 一宮千葉オープン最終日(28日、千葉・一宮町釣ケ崎海岸)
20年東京五輪会場に決まって以降初の国際大会として開かれ、女子高生プロの川合美乃里(16)=千葉・明聖高2年=が、女子の部決勝で黒川日菜子(20)を破って初優勝。国内で開催される女子大会で最高峰の「QS3000」で日本人初勝利を飾り、五輪のメダル候補に名乗りを上げた。
川合は、あふれる感情を抑えられなかった。約2年前から練習拠点にしている第二の故郷、しかも東京五輪が行われる海で初優勝を飾った。世界の強豪国から48選手が参加した「QS3000」を日本人女子で初めて制し「こんなに大きな試合で勝てると思わなかった」と目を潤ませた。
準決勝、決勝とも最後に乗った波で逆転する劇的な展開。決勝は波の底から頂点まで上って切り返す「トップターン」など連続技を鮮やかに決め、6・83の最高点を挙げた。終盤は波を先に選べる優先権を持ったまま時間を稼ぎ、黒川を焦らせる駆け引きも光った。
初戦から重さの違う2つのサーフボードを用意。決勝では強風の影響も考えて重い素材のボードを選び、華麗なランディングを披露した。
(中略)
予選が行われた20日から28日までの累計で合計2万5000人もの大観衆が詰めかけ、主催者は「昨年大会比で約1万人も増えた」と喜んだ。
試合を終えて砂浜に戻った直後、大観衆に囲まれて涙した女子高生は「思わず感極まって涙が出た。メダルを取れるように頑張りたい」と3年後の大舞台を見据えた。日本代表の強化指定選手でもある16歳が、一躍主役候補に浮上した。(高橋 宏磁)
◆サーフィンの女子世界プロツアー 最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)は年間10戦を実施。オーストラリアや米国西海岸、ハワイの選手が強く、男子と同じくシード権を持つ日本選手はいない。
CTの来季参戦権を争う予選シリーズ(QS)38戦は15年から順位に応じて付与される得点や賞金で4段階に格付けされ、最高ランクのQS6000は6戦。第4ランクのQS1000が23戦と最も多い。
◆採点方法 選手が乗った波を5人のジャッジが10点満点で採点し、最高点と最低点を除いた3人の平均点の2本合計で争われる。
1回の波で高難度の技を何度も行う方が高得点になり、パワーやスピードなども採点の対象に。準々決勝までは25分、準決勝は30分、決勝は35分間、乗る波を待てる。東京五輪の詳細な採点方法は未定。
◆川合美乃里(かわいみのり)
▽出身 2000年12月14日、徳島県
▽競技歴 6歳から始める。14年に13歳でテストに合格しプロ転向
▽負けず嫌い 7歳で初めて出場した徳島の大会で2位。「2位はすごく悔しかった。それで本気になった」
▽黒髪が好き 日光と塩水の影響で髪が茶色くなるため、時々は髪を黒く染める。「サーファーはチャラいと思われたくない」
▽趣味 読書。真面目な性格で、今大会の優勝賞金1万2000ドル(約133万円)の使い道も「貯金します。海外遠征もあるので」
▽サイズ 161センチ、53キロ
東京五輪のサーフィン会場で開催された国際大会女子の部でダイナミックな演技を見せて優勝した川合美乃里
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