0001砂漠のマスカレード ★@無断転載は禁止
2017/05/23(火) 12:18:06.95ID:CAP_USER9今月30日に開幕する交流戦を間近に控え、ここまで40試合前後を消化しているプロ野球。
開幕前の予想とは裏腹に巨人はセの3位に甘んじているが、1試合の平均時間では、ぶっちぎりのトップに立っているのだ。
NPB関係者が言う。
「巨人が41試合を消化した22日現在、1試合の平均試合時間は12球団で唯一の2時間台となる2時間57分。
これは延長戦を除いたものですが、延長戦を含めても巨人は2時間59分と3時間を切っています。ちなみに、広島とソフトバンクの9回試合の平均は共に3時間16分。
各球団にスピードアップを要望しているNPBの目標設定は『3時間以内』ですから、巨人が一番の優等生ということになります」
■劣勢では良くも悪くも切り替えが早い
確かに、巨人の試合はやたらと早い。左腕の田口がプロ入り2度目の完封勝利を初の無四球で飾った21日のDeNA戦は2時間39分。
3試合連続完封の離れ業をやってのけたエースの菅野を筆頭に、零封勝利がリーグ最多の7試合もある。チーム防御率3・20はリーグ2位で、チーム与四球112はリーグ最少。
投手陣の奮闘が時短に一役買っているのは間違いないが、評論家の橋本清氏はこんな見方をする。
「もちろん、菅野ら投手陣の貢献度は大きいと思います。ただ、由伸監督は素直に喜べないだろうなと思うのは、淡泊な打線も時短に貢献しているからです。
巨人のチーム打率.243はリーグのワースト2位。2ケタ得点試合が中日と並んでここまで1試合もない。特に六回から九回までの得点を見てみると、巨人は51点しか取っていない。
これも中日の46点に次ぐワースト2位。108点を挙げている広島とは57点もの差があります。
巨人は優勝経験豊富な選手が多く、中盤以降にビハインドを背負った試合では良くも悪くも切り替えが早く、よし次の試合、というムードになる傾向が昔からありました」
実際、六回終了時にリードされた試合での勝率.125というデータにもそれは表れている。
他球団スコアラーはさらに、「個々の能力が高い巨人の選手は、もともとチーム単位で相手投手を攻略するというより、選手個人の力量に頼る戦い方をする。
由伸監督になって、そういう傾向が強まった。打つにしても、凡打に倒れるにしても、早いカウントから打ってきますからね」と言う。
試合時間は早いに越したことはないが、由伸監督はやはり、素直には喜べないか。
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日刊ゲンダイDIGITAL 5/23(火) 12:14配信