「明治安田生命J1、C大阪5−2広島」(14日、キンチョウスタジアム)

 C大阪の元日本代表DF茂庭照幸(35)が史上93人目となるJ1通算300試合出場を達成した。J1初出場は平塚(現湘南)に所属していた99年8月18日の市原(現千葉)戦。

 5−2と3点リードの後半39分、MF山村和也(27)に代わり、今季初出場でセンターバック3枚の左に入った。本拠地での快挙達成に「チームメートが最高の試合をしてくれて、最高の舞台を作ってもらった。みんなに感謝したい」と喜びに浸った。

 試合後に場内を一周した際には、主将のMF柿谷曜一朗(27)がバックスタンドのサポーターから茂庭を祝福するゲートフラッグ(応援旗)を借り、全員で記念写真に収まった。

 「どのチームで達成するかが大切だった。セレッソで300試合を達成できて嬉しく思う」とC大阪への感謝は尽きない。09年にFC東京を事実上の戦力外となった際、声を掛けてくれた恩義を噛みしめた。

 尹晶煥監督(44)は「とても誠実で、後輩を引っ張る力がある。練習で走る量は若手に劣るかもしれないが、選手にプラスになる部分がある。自己管理がしっかりしていて、選手の見本になる。『300試合おめでとう』とあらためて伝えたい」と祝福し、DF山下達也(29)も「想像できない偉大な記録」と敬意を込めて話した。

デイリースポーツ 5/14(日) 20:43配信
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