このフラッシュ・クラッシュは何が引き金となって起きたのだろうか。
ニュースを読むと、アップルの売上高見通しの引き下げやISM製造業景況指数が予想以上に悪かったことが理由として挙げられているが、
そんなことは後講釈だろう。

 トレーダー仲間の情報によると、
ファンドなど運用会社のどこかが潰れた(倒産した)のではないかということだった。
FAANGやアップル絡みで苦境に陥っているファンドが多いらしい。
アップル株で損をした投資家は、その損をほかの商品で埋めようとする。
そうした数社が薄商いの中で大口の注文を入れると相場が大きく動いてしまう。

 きっかけは大口の売りが出て、AI運用が下げに拍車をかけるという展開である。
今回特に大きく売られたのが、日本人が好んで手がけているドル円、トルコ円、豪ドル円、ポンド円であったことから、
日本の正月休み期間中にファンドが狙いを定めて仕掛けたではないかという話にもなっている。
恐らくいくつかの要因が複合的に絡んでの結果であろう。
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