「(宮本さんは)じゃあ文書は残ってるってお話なんですか。過去のものではなくて、いま名簿が
存在するというご主張なんですか」

 この田崎氏の発言にさらに勢いづいた片山さつき議員が「それは余程の証拠がないとこういう
場所では言うべきことじゃないと思います」と発言。つまり、宮本議員は内閣府の説明の矛盾から
“シュレッダーのタイミングが例年通りというのは、名簿を隠すためのストーリーではないか”と
追及していたのに、いつのまにか「破棄をしていないというなら証拠を出せ!」という反転攻勢
にすり替わってしまったのである。まさに“阿吽の呼吸”というやつだろう。

三浦瑠麗が「桜を見る会」招待者名簿を公開したら「私人が電凸攻撃される」と話のすり替え

 番組はその後も、片山さつき議員ら与党側を、田崎氏と三浦氏がアシストする形で進行していく。
政権が「名簿のデータは復元できない」と言い張っていることに、金子氏が「技術的には可能」
と話すのだが、ここで三浦氏も参戦。「残っているという根拠がまだ示されていない」と田崎らの
“証拠出せ”攻撃に加勢しつつ、いつもの中身のない長ゼリフで議論のポイントをうやむやにしに
かかりながら、飛躍した論理で政権を擁護した。