中国政府、新作ゲームのリリースを一切認めず?アップルの収益に影響か
テンセントやネットイースに申し渡されたとのこと
2021年09月10日 Reuters
中国では18才未満が週に3時間以上ゲームをプレイするのを禁じられたばかりですが、それに続いてApp Storeを含むオンラインゲームの新作リリースが1本も許可されなくなっていると報じられています。
香港メディアThe South China Morning Post(SCMP)によると、中国規制当局はテンセントやネットイースといった大手ゲーム開発企業との会議を行い、そこで新作ゲームのライセンス発行を停止する決定を下したとのことです。その会議には出席していないが説明を受けた関係者が「すべてが保留になっている」と述べています。
別の関係者によると、この発行停止は「しばらくの間」続くとのこと。規制当局は、2021年前半にライセンス発行を「少し積極的に行いすぎた」と考えているそうです。その目的は「新作ゲームの本数を削減する」ことにあり、それにより中国政府の「ゲームの追加を減らす」意図を助けるつもりだと伝えられています。
この会議に参加していた別の関係者は、「発行を凍結する」と具体的に決められたわけではないとも語っています。むしろ、ゲーム依存症を減らす計画を「円滑かつ成功裏に展開する」ために、認可プロセスを遅らせるのが議論されたとのこと。つまり、今後は新作のリリースを一切認めないわけではなく、ペースに歯止めを掛けることが狙いと示唆されている模様です。
この会議は水曜日(9月8日)に行われたと報じられてはいますが、SCMPは今年8月にはライセンスが承認されなかったとも伝えています。新作ゲームに対する締め付けは、もっと早くから始まっていた可能性があるわけです。
中国が新作ゲームのライセンス発行を停止したことは、今回が初めてではありません。まず2018年3月〜12月にかけて停止され、中国ゲーム市場の成長が大幅に鈍化したこともありました。
https://japanese.engadget.com/china-halt-game-license-appstore-080011076.html?guccounter=1&guce_referrer=aHR0cHM6Ly93d3cuZ29vZ2xlLmNvbS8&guce_referrer_sig=AQAAAFcjUC3T1vAyWxVSszN_hmAcu2C12oP-cnw0_jHXCX287bwAwuc0IjKhYXEnF1lLMxb443BmfTChED_tC9soMZfBwJAN4R-ftHwbJU_4tvi6q-IVfAQ9Jr5-qcvlYfPkJHdcU3cdYzwyw4rkZibllthU9PJYS-O6rP0csTCovy16