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0001非通知さん@アプリ起動中 (無能)
垢版 |
2018/08/13(月) 12:56:07.70

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0957非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:11:03.95
新キャラ、期間限定
スタッフの趣味で選ばれる
ユーザーに人気投票はするが関係はない

スキン
言われて一年後に実装

お前ら本当に客とすら思われてないよな
0960非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:11:11.93
「クソガキが、なにをふざけたこと言ってやがる」
それを見た和雄が冗談めかして声をかけた。
「勘介さん。注連縄の中に入らないと、危険ですよ。たぶん」

広子さんもそれに同調して、同じことを言いながら「お父さんってば」と手招きをしている。
「危険?」
師匠が薄ら笑いを浮かべながら口を開く。
「危険なのは、この内側の方ですよ」
そうして畳の上を指さした。全員が息を飲んだ気配がする。
針だ。
畳の上に針がつき立てられている。それも膨大な量だ。
女将に用意してもらった針をこんな形で使うとは。僕も今知って驚いた。
「この針で囲われた空間に入ってください。跨いでもかまいません」
よく見ると、針は円を描くように並べられている。人一人が十分に座れる大きさだ。
数えると、その円が注連縄の内側に全部で七つあった。人数分というわけか。
0964非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:11:52.27
「井口さんはこのまま外にいてもいいですよ。
 ただし、これから先なにが起こっても、この注連縄の中には入ってこないでください」
師匠は針の上を跨いで円の内側に入り込んだ。
その緊張したような声色に引っ張られるように、他のみんなもそれぞれ畳に刺さった針の円に入る。
勘介さんだけは「ふん」と鼻で笑い、その場でそっぽを向いてしまった。
六人が注連縄の中、一人が外。
大広間の中は、これからなにが起こるのか固唾を飲んで見守る雰囲気になっている。

「さあ、そろそろですね」
師匠が時計を見ながらそう言う。
それからほどなくして、遠くから鐘の音が聞こえ始めた。
澄んだ冬の空気を震わせて、遠い若宮神社から聞こえてくる時の鐘が。
0965非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:11:56.94
ウーフとレニーって童話題材のシノアリスのパクりだよな
0966非通知さん@アプリ起動中
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2018/08/13(月) 14:12:16.03
十秒ほどの間を空けて、鐘の音は休まず続く。二回目。三回目……
最初の三回は捨て鐘。そして次からが暮れ六つだ。
四回目。五回目。六回目……
室内にいる誰もが押し黙っている。ただ微かに聞こえる鐘の音に耳を澄まして息を飲んでいた。
七回目。八回目。九回目……
最後の鐘が鳴り止んで、その余韻が耳の奥にわずかに残り、幻のように反響している。
「さて」
師匠が口を開く。一番奥の円にいて、ただ一人こちらを向いている。他の僕たちと向かい合う格好だ。
0967非通知さん@アプリ起動中
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2018/08/13(月) 14:12:16.79
>>965
せやな
0974非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:12:38.37
「暮れ六つが鳴り終わりました。ここからは幽世(かくりよ)のうちにある時間帯です。
 そこでは人はとてもか弱い存在です。
 現世(うつしよ)のものならぬモノたちが、ほんのひと撫でするだけで、命の灯火が消えてしまうような……
 くれぐれもお気をつけください。
 これからなにが起こっても、決して我を無くし、この針の結界から出るようなことをしてはいけません」
いいですね?師匠は囁くような声でそう言った。
みんな静かに聞き入っていて、素直に頷いている。
なんだか僕もぞくぞくしてきた。もったいぶるのは師匠の常だったが、今日は特に念が入っている。
「わたしは、この温泉旅館に出るという、神主姿の幽霊の問題を解決するために呼ばれました。
 依頼を受けた時点では半信半疑でしたが、
 実際にこちらにやってきて、幽霊を見たという人の話を直に聴き取り、現地を見て回った後の印象は違いました。
 ここにはなにかがいます。確実に、この世のものではないなにかが。
0976非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:12:56.70
それがなんであるのかを確かめ、どうすれば出なくなるのか、その方法を探る。
 それを成し遂げるために、この二日間がありました。
 まず第一のヒントは、神主姿であるということ。ここからすべてが始まります。
 しかし、この地域唯一の神社である若宮神社では、そんな幽霊に全く心当たりはなかった。
 それどころか、宮司が出向いてきて御祓いを行っても、その出現が止むことはなかった。
 お寺に頼んでもそれは同様でした。
 よほど強い怨念を抱いている霊だったのでしょうか。いいえ。なにか違う気がします。
 その神主姿の幽霊は、これまで人に危害を加えるような実害を成していません。
 訴えたいことがあるのかも判然としない状態です。
 どちらかというと、そのへんのどこにでもいる、弱々しい浮遊霊のような現れ方です。
0982非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:13:24.68
しかし一年近くにわたって、同じ建物で頻繁に目撃されているというところには、
 なにか執着心というか、執念のようなものを感じます。
 ちぐはぐです。実にちぐはぐなのです」
師匠は首を左右に振る。
そしてその場に腰を落とし、他のみんなにも座るようにとジェスチャーをした。長くなると言いたいのだろう。
それぞれ思い思いの格好で、針の円の中に座り込む。

「わたしは神職や僧侶のように、霊を祓い、魔を打ち破るようなことはできません。
 しかし、あらゆる存在には因果というものがあります。
 その目に見えない因果の糸を解けば、自ずと解決への道が見えてくるものです。みなさん」
師匠は静かな声でこちらに呼びかけてくる。
「みなさんの中に、この『とかの』で神主の霊を見た、あるいはどんな形でも遭遇した、
 という方がいたら手を挙げてください」
自分も手を挙げながら周囲を見ると、みんな手を挙げていた。師匠を除いて。
0985非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:13:42.24
KMR「生放送で30分持たせるゲームつくれ」
哲也「え…そんなのできるわけ…」
KMR「つくれ」
哲也「…はい」

哲也は被害者
0988非通知さん@アプリ起動中
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2018/08/13(月) 14:13:48.53
おかしかったのは、注連縄の外の勘介さんまで、
畳の上に胡坐をかいたまま仏頂面で、右手をぴょこんと挙げていたことだ。
見ているだけで思わず笑ってしまいそうになる。
「いいでしょう。広子さんと勘介さんは、どんな風に遭遇したのか、詳しくお聞きしていませんでしたね。
 ここでお話しいただけませんか」
そう言えば昨日みんなの話を聞いて回った時に、広子さんは『見てない』と言っていたことを思い出した。
なぜか嘘をついていて、本当は見たことがあったのだろうか。
「いやあ。私のはたぶん見間違えって言うか。
 まあ、その、炊事場で一人で洗い物している時に、スーッて後ろを誰かが通った気がしたんですよね。
 あれっ、と思ってそっち見たら、出入り口のトコに一瞬だけ後ろ姿が見えたんですよ」
それが神主が着るような服装だった気がする、と言うのだ。
後で旅館のみんなに聞いても、誰も炊事場には近づかなかったという。
0990非通知さん@アプリ起動中
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2018/08/13(月) 14:14:04.09
それで気味が悪くなって、しばらくはおっかなびっくり仕事をしていた。
怖いものだから、自分でもなにか見間違いだと思い込むようにしていたそうだ。
勘介さんの方は、不機嫌さを隠そうともしないボソボソとした声だったが、
どうやら数回見ているらしいということが分かった。
一人でいる時に、目の前を半透明の人間が通ったというケースが多かったが、
他の仲居と一緒に片付け物をしている時に、二人で同時に目撃したという話もあった。
すぐ目の前で、誰もいないはずの柱の影から音もなく人影が現れて、廊下の奥へ消えていったというのだ。
二人以上の人間に目撃される例は、又聞きの噂としてはあったが、
実際に体験した本人が喋ると、それとは違った臨場感があった。
女将も何度か見たとは言っていたが、すべての体験談を聞いたわけではなかったので、続けて話してもらう。
0996非通知さん@アプリ起動中
垢版 |
2018/08/13(月) 14:14:13.71
都会は折角の集客イベなのに水着邪ンヌ100万pt×3稼がないと正式加入しないクソイベにしたの失敗だな
0997非通知さん@アプリ起動中
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2018/08/13(月) 14:14:23.78
「私が最初に見ましたのは、春先だったと思いますが、
 夜中に事務所で一人書き物をしておりましたところ、なにかの気配を感じまして、ふと顔を上げますと、
 目の前の壁の中に、その、人の姿を見たのです。ええ。壁の中でした」
その人影は神主のような格好をしていたと言う。
悲鳴を上げ、椅子から転げ落ちそうになって慌てて机の縁につかまると、
いつの間にかその壁の中の霊は見えなくなっていたのだそうだ。
その後も女将は何度か神主姿の霊を目撃していた。
現れ方は様々で一様ではなかったが、共通しているのは、
なにか訴えかけられるようなものを全く感じなかった、ということだけだった。
楓と和雄の体験談は昨日聞いたとおりだ。
楓は客室の膳を下げている時に、廊下の外に神主の霊が佇んでいるのを見ている。
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