俺の微妙に不思議な高校生活について語らせて
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一応答えられる範囲、身バレしない範囲の質問も答えるよ 中3編1
自分は中学は地元の公立中学校に通う、剣道部には入っていたけどそこまで部活では活躍してなかったけど成績は中の上、といったくらいの人間だった。
陽キャとも陰キャとも仲のいいけど誰かと遊ぶとかはない比較的薄く広い人間関係だったと思う。
そんな中、俺は県内のそこそこ上位の私立高校を目指して(というより母親主導)勉強していた。
そんな二学期の期末考査直前に祖父が他界した。
祖父は70代の若さで急逝し、中学生の俺は多分周りの親戚よりも明らかに気分が落ち込んでいき立ち直ることは多分今でもできていない。 中3編2
優しく話を聞いてくれた祖父を失った喪失感の中期末考査を迎える、言うまでもなく試験の結果は最悪に近しい。
自分の事をエリートと錯覚していた自分には手痛い程の成績、もちろん第1志望の高校も諦めムード。
その中で適当な底辺私立高校に滑り込む。
言うまでもなく打ち込んでいた部活、という支えも失い茫然自失の毎日に憔悴しきっていた。 高1編1
そんな憔悴しきっていた自分にとって新たな人生の門出…なんて甘いモノは言うまでもなかった。
剣道部に入る、と決めていたのにやる気をなくし適当な文化部に入ることにした。
その中で知り合った痩せ気味長身のいわゆるオタクという風貌の男がいた。
彼は今後も出てくるので名前を栗田としておく。
そして栗田とクラスは別だったんだがクラス内ではいわゆる陰キャのグループにいた。
帰宅部2人と卓球部の幽霊部員2人と俺。
このメンツは1年のうちだけの付き合いだったから特に触れない。 高1編2
そして部活というのも名ばかりで顧問も来ないのでスマホを2時間ばかしいじって解散、なんていうただの馴れ合いだった。
やる気もない俺にはこれくらいがちょうどいいと思ってたまにサボって前述の4人と遊んでいた。
そして何故かよそのクラスで友達ができた。
彼もちょくちょく出てくると思うので篠田と名前をつけておく。
その篠田は剣道部で幽霊部員とまではいかないが行く時と行かない時が半々くらいで部活をサボってる時はだべってたくらいの間柄だったのだが。 高1編3
ここで高校生活では最大の転機となる。
文理選択の時期である。自分は理数系は極端に苦手、何故か歴史だけやたら点数がいいという人間だったので文系、さらになんとなくで世界史選択に。
結局その陰キャグループは全員物理選択。
なのでこれを機に少しづつ距離ができ始めた。
そしてそのまま進級。 高2編1
ここからが二転三転していく。
結局のところ底辺高校の文系クラスなんて言ってしまえばバカだらけ。
学校が県境にあるからか隣県のバカも多かった。
そして自分に一番影響を与えたであろう男と出会う。
女遊びが好きで派手好き、教室内で爆音でラップをかける中性的な顔つきの色白な男。
片瀬とつけることにした。
気がついたら文化部に嫌気がさしていた俺は剣道部へ移ろうと決意を固めて篠田の元を訪ねた。
剣道部は5月に引退なので先輩たちが引退し、親に話を通したあたりに。
「剣道部、入りたいんだけど部長を紹介してくれないか?」 高2編2
そう篠田に頼んだら通されたのは俺の教室。
昼休みなのでかやたら騒がしくいつも通り賭けスマホゲー対戦をしていた。
そこに篠田が入る。
そしたら爆睡していた片瀬を強引に叩き起し、俺の元へ連れてきた。
俺は篠田にこう言った。
「いやなんでこいつ?」
と、片瀬は授業中はひたすら寝ていて成績も悪い、とてもこんな奴が部長とは見えないのだ。でも篠田は真剣な顔付きだった。 高2編3
俺は片瀬に事の顛末を話した。
「まぁ構わんけど、とりあえず今日練習見に来て」
とのこと、俺は授業が終わってから武道場に赴く。
と思いきやなんと小テストの追試だった。
渋々終わらせ武道場に赴く。
武道場に入ったところ、部員は普通に練習していた。
そらそうだ、なんせ課業後から1時間も経っていたのだから。なので大人しく部室の端っこに立っていた。 高2編3
片瀬は流石に顧問に話くらい通してるだろ、と思い俺は武道場の端で練習を眺めていた。
休憩時間に片瀬に使っていない竹刀を借りて振らせてもらっていた。
なにか懐かしい気持ちに駆られた。
その日、結局顧問らしき人物はいなかったが18時を回った頃に片瀬に「そろそろ今日は帰りな、まだかかるから」と言われ、俺はそのまま帰ることにした。 高2編4
翌日、俺は片瀬にこう聞いた。
「顧問に会わせて欲しい、あんまり面倒な人なら嫌だから」
と、そもそも途中入部なんだから嫌味ったらしい顧問だったら俺は逃げるつもりでいた。
そしたら片瀬は「わかった、ちょっと来い」と俺を連れて歩いた。
職員室にて顧問と俺を会わせてくれた。
顧問はよく言えばドライな人、悪く言えば無表情な人だった。歓迎はするとのことで俺は文化部は辞めず建前は兼部ということにして剣道部で過ごすことになった。 高3編1
その後、剣道部では部員が1人辞めた(ちなみに後輩はいなかった)り文化部の方では幽霊部員が援〇騒ぎだとかで自分には影響がない騒ぎが頻発してたりしたがそのまま1年終わったので残りは割愛させていただく。
そして高3、部活も気がついたらあと1ヶ月そこらで引退、1年ちょっとだが楽しかったものだとしみじみ振り返ってのんびり過ごそうかと考えていた。 高3編2
その年の担任が最悪だった。いきなり赴任し、めんどくさい底辺高校の文系、就職学年の3年生であまりにも無気力な男が担任となった。
開口一番「俺は何も知らない、他の教師に聞け」
と言い放った。結局担任もこの年は形だけになり誰も担任のことをアテにしていなかった。
剣道部の短い時間はあっという間に終わり、引退。
大きな成果こそなかったものの充実した部活人生だった。
しかし、これから無限に問題が起こり始めるのであった。 高3編3
俺はクラスで新しい友人ができた。
名前は山下とつけておく。
彼は言ってしまえばろくでもない奴だった。
酒を飲み煙草を吸う、そんな奴だった。
そして俺は6月頃彼に勧められて煙草を始める。
笑えない話だがなんか吸っていた。
あれから6年くらい経っただろうか、俺は煙草を辞めれていない。
そして時は飛ぶが俺と篠田の卒業が決まったという時に酒を飲み交わし俺は駅の茂みで盛大に吐いた。 高3編4
夏休み、そろそろ進路を決めろという時期になった。
俺は何も思い浮かばず、やる気もないし成績も足りてない。
いつかは働かないといけないという漠然としたつまらない理由で就職を希望する。
担任は「他の道は考えたのか」と言うが無責任な担任に心底腹が立っていた俺は三者面談の時に「ふざけるな、決めるのは俺なんだから勝手にやらせてください」
と言い放った。 高3編5
そのまま夏休みに突入、部活もなくバイトもせずやることも無い俺は篠田の家までチャリで行ってベランダで煙草をくゆらせ湾岸ミッドナイトのアーケードに興ずるだけの日々だった。
もちろん夏休みの課題なんて目もくれない。ある意味やる気のない学生のテンプレだったんだろう。 高3編6
結局就職は親にも反対され俺は県外の専門学校に行くことになった。一応の試験も合格し、それからは卒業さえすればいいという極めて暇な期間になった。
そこで最初に出てきた栗田がやらかす。
彼の父親のギャンブル依存の借金が発覚し、離婚し母親に引き取られた。
その再婚相手と揉めて家出したというのだ。
俺は仕方なく一晩だけという条件で親の車の後部座席に栗田を押し込み、3000円と家から盗んだパンを彼に与えた。 高3編7
気がついたら栗田はどこからか知り合った自称国家公務員の男に金を借りて1週間東京のネカフェにいたという。
結局金が尽きて引き返したんだが栗田の親に俺まで怒られる始末。
栗田は1ヶ月の謹慎と推薦を受けていたFラン大学の推薦取消となった。
しかし栗田は困った様子もなくどこからか見つけた仕事を手に入れ今は他県に引っ越して元気にやっているっぽい。 高3編8
俺は栗田の件で学校から呼び出しを受けていた。
しょうもないと言えども早めに進路が決まった俺は暇だった、なので結局一日拘束されていた。
それからというもの、俺は栗田とも、片瀬や篠田達部活のメンバーとも距離をとっていた。
理由は誰も就職も進学も決まってないから。
ちなみに山下は煙草がバレて退学、俺のことは言わないでくれたらしい。しかし山下とは音信不通だ。シャブとかやってそうな奴だから少し心配ではある。 高3編9
それから冬休みを終えて俺はバイトを始めることにした。
飲食店のバイト、放課後にバイトをこなしていた。
それから距離を置いていたメンバーも就職が決まり、話すことと言えば車校の話ばかりだった。
篠田は運転が下手というのでほかのメンバー共一致し彼だけバカにされていた。 高3編10
今まで話の流れで書いてなかったがちょくちょく財布の盗難があった。
篠田はクラスメイト(俺とは別クラス)と結託し、スマホのカメラをしかけて財布を盗む犯人を探していた。
それが結局犯人は教師で大騒ぎ、なんてこともあった。 高3編11
俺は成績は悪かった、しかも夏の三者面談の件で教師からの評判も最悪。
教師に意図的に評定を下げられ留年しかけた。
追試は何度も受けていて楽観的だったが親の前で教頭に怒鳴られたりもしたが運良く追試に合格、卒業が決まった。 高3編12
それから卒業式、ちなみにその間の授業は自分は全て仮病でサボってバイトをしていた。
ろくでもないが出席日数は計算していた。
そして卒業式、結局どこのクラスも担任になにか渡すのが恒例だが、うちのクラスだけなにもなかったらしい。
その後その教師は憤慨して辞めていったらしい。 〜その後〜
そっから俺はデザイン系の専門学校にのんびり通っている。
遊んでたら留年してたりもしたけど充実はしている。
ちなみに片瀬と篠田、栗田とは今でも交流があるが篠田は20歳になってすぐジンをがぶ飲みして急性アル中で搬送されて警察沙汰になったりしたが元気に過ごしてはいる。 〜その後〜
そっから俺はデザイン系の専門学校にのんびり通っている。
遊んでたら留年してたりもしたけど充実はしている。
ちなみに片瀬と篠田、栗田とは今でも交流があるが篠田は20歳になってすぐジンをがぶ飲みして急性アル中で搬送されて警察沙汰になったりしたが元気に過ごしてはいる。 一応こんな感じ
質問あれば答えるよ
なんか最後連投されてごめん >>29
なんかごめん
多少改変はあるけど同級生が1週間東京まで家出ってのに個人的にめっちゃ衝撃受けたんだよね… >>30
そこもだけど、もうちょっとエピソード絞って深掘りした方が興味わくかな
教師が財布盗んでたのとかおもしろいし ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています