私たちの登校班に、年上で知的障害のある男の子がいた

だいたいみんなその男の子に普通に優しく接してたと思う


ブーちゃんは違った


学校帰りにその男の子を見つけたブーちゃんはめっちゃ笑顔だった


ブー「あいついじめよう(笑)
どうせいじめてもわかんない(笑)
喋れないから(笑)
言い返せないから(笑)」

私「駄目だよ…」


ブーちゃんは嫌がる男の子から鞄を奪った


ブー「1、こいつの鞄、ドブに沈めて?(笑)」

私「やだ」

ブー「やらないとどうなるかわかってるよね?(笑)」

私「やだ…」

ブー「1!やれ!」


私はブーちゃんの共犯者に、いじめの加害者になってしまった
この時、ブーちゃんに殴られても何をされても嫌だと言えば良かったのに

ブーちゃんはもちろんこの出来事を忘れてるだろうけど、私は未だに思い出してしんどい