ただの自己満駄文だけど本題に入るまでの蛇足が長すぎるかしら?(´・c_・`)



アコンカグア顛末記その4
ブエノスアイレスエセイサ空港に降り立ち、数ある交通手段の中からタクシーを利用し、予約したゲストハウスへ向かう。
普段は町の中心地まで向かうバス等があれば迷わず安いものを選択するが、ここブエノスアイレスは近年のインフレの影響により治安がかなり悪化していると聞く。
臆病な私はネットでこの南米諸国の中でも有数の美しさを誇るこの都市の治安について情報を集める度に憂鬱になった。
しみったれて数千円ケチって財産失う可能性に怯えるよりははるかに賢い決定、のはずだ。
その結果、私は無事に予約していた宿にたどり着き事なきを得る。
町ではアルゼンチン独特の味付けであるドゥルセデレチェのアイスを試したり、安価で旨いと聞く牛肉を自ら調理してステーキを堪能する等と楽しんだ。
さて翌日には南米最南端の地、ウシュアイアへと向かうことになっており、宿で情報収集をしているところであったがレセプションのスタッフと旅人の会話を聞いて耳を疑った。
要約すればこうだ。
明日からアルゼンチンの航空会社が一斉にストライキを起こし、どの便もキャンセルになるだろう。
慌ててスタッフに再度確認したところ上の内容に間違いはない、恐らくあなたの便もキャンセルだと思う。
まあ念のため航空会社に問い合わせて見た方がいいだろう。
まさか自分がこのような事態に巻き込まれるとは思ってもいなかったが、嘆いても仕方がない。
まずは航空会社の明日の便のステータスを確認する。
現在のところon time つまり定刻通り運航すると記されている。
喜びたいがこれがいつまで保たれているか。
明日にはキャンセルになっていないだろうか。
それから頻繁に情報を更新し、確認を繰り返してろくに眠れぬまま朝を迎える。
宿を出発する段階においても未だに定刻通りの運航とある。
実際空港に着くまでは飛ぶのかわからないと思いつつも期待している自分である。
実際のところ、空港に着いてからはあっけないものである。
ウシュアイア行きの便は少々遅れたものの無事に離陸しほぼ定刻通りに到着した。
あれだけ心配したのがアホらしくなるくらい順調に事が進んでしまったが、うれしい誤算と言っておこう。
こうして私にとってのパタゴニア地方始まりの地にして南極に一番近い街、ウシュアイアの地に立った。
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