今日は餅つきだった
かつては杵と臼でついていたが、数年前に父がぎっくり腰になったため
機械の力に頼ることになった
寒空の下でペッタンペッタンするよりは暖かい屋内で作業できたほうがよい
風情はないが
つきたての餅を味見と称して食べていたら昼ご飯が入らなくなってしまった
鏡餅が祖母の手によって綺麗に形を整えられている
見よう見まねで自分もつくってみるものの、円にはなってるようだが美しくない
祖父には餅を食べさせられないんだなぁと母がつぶやく
最近の祖父の食事は、もはやペーストになっていた
口で食べれなくなる日も遠くないだろうとお医者さんに言われたらしい
餅どころの話ではない
今日の祖父は調子がいいから話してみるかと母に言われた
調子が悪いときは息子の名前すら出てこないが、調子が良ければ孫の彼氏まで分かるそうだ
名前を呼んでもらったのは半年ぶりくらいだろうか
今日の報告終わり