>>537
申し訳ありませんが、この書き込みを読む限り、私もその先生と概ね同じ感想を持ちました。
金とかそういう問題ではなく、あなたが何を求めてるのかが正直わからない。

あなたは生物学的性と性自認のギャップで悩んでおられてた。
そこで世の中に性同一性障害というものがあるということを知った。
たぶん自分の苦しみはそういうことなんだろう、と。
でも今更性転換やホルモン療法は希望しない。

私には、これで話が完結しているように思えるのですよ。
その上で、医師に対して一体何を求めていたのでしょうか?
「あなたは性同一性障害だよ」とあらためて言ってほしかったのでしょうか?

病名ってのは、医者が治療のために便宜的につけてるラベルに過ぎません。
あなたが苦しんでいたことは、あなた自身が既に十分ご存知のはずです。
そのことに今更、その日ちょっと話を聞いただけの他人が「お墨付き」を与えることに何の意味がありますか?

確かに将来、ホルモン療法や性転換手術、戸籍の書き換えなどを求める方にとっては、
「病名」という名の大義名分がどうしても必要になります。が、病名ってのはただそれだけのものです。

ただこれは精神科医の中でも意見が分かれるところで、「診断されるだけで安心する/救われる人がいる」から、
治療がなくてもまず診断すべきだと主張される先生が、特に"大人の発達障害"の専門家などに多くおります。

ただ、私はそうは考えません。治療なき診断は何の利益も産まないし、ときに害にすらなります。
「診断されたとしても治療を望まない方」に対しては、精神科医は何もすべきではないと考えます。