部活に行こうと家を出たら、近所に住むバスケ部の友達(以下ユウとする)が歩いているのが見えた
ユウも部活に向かっているということは、遅刻ギリギリということを示している
自分は早歩きで学校に向かった
昨日は小学校の卒業式だったので｢新入部員に有望株はいるのか｣という話題で盛り上がった
陸上部は助っ人制度による事実上の掛け持ちが可能であることが知れ渡りつつあるので
運動神経の良い人ほど他の部に行ってしまうだろうと部長が言っていた
バスケ部のスタメンでリレーメンバーにも選ばれているユウの存在はその証明である
そもそも陸上部は３年前に新設された部だ
以前は大会の度に選手を寄せ集めて戦っていたらしい
わざわざ陸上部が作られたのは少子化という抗えない社会問題のせいである
団体種目の運動部は必要な人数が集まらず廃部が相次いだため
人数が揃わなくても活動できる陸上部が都合が良かったのだろう
大会の日程がズレてるので助っ人を頼んでも大丈夫というゆるゆるな事情も垣間見える
またボロ体育館にバスケをしに行った
ユウと、もう一人のバスケ部の友達(以下トモとする)の三人で体育館に入ると
インドネシア人二名がバドミントンをしていた
たまにボールを拾ってもらうので｢サンキュー｣と片言の英語で言ってみたら
カタコトの日本語で｢ドウイタシマシテ｣と返ってきた
今日の報告終わり
