在外教育施設卒だけど質問ある?
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なさそうだから始めるわ
で在外教育施設ってのは
要は海外にいながら日本語での教育が受けられる学校
日本語が学べるんじゃなくて日本語で国語だの算数だの社会だのが学べる
基本的には駐在員の子供が通うところや
日本人学校と言い換えることもまあできる ただ日本人学校とは本来3種類ある在外教育施設の1種類のことを言うんや
それぞれ解説していくよ 1 日本人学校
正確な意味での日本人学校
早速で悪いけど1はこのタイプに行ったことがないんや
だから情報は読んだこと聞いたことに限るで 日本の普通の学校と同じく週5日朝始まって午後に終わるつまり全日制
学習内容も日本の学校と基本変わらない
とはいっても現地語学習など特殊な授業が混じるので授業時間自体は長め
中には現地語に加え英語も教える学校もあるというから大変なことやで 教員は現地で日本人/外国人を採用するほか一部は日本の公立学校に勤めている人を募集して集める
ひょっとしたら身近な先生が海外に赴任することも十分ありうるよ
あまり人気ではないようだけど 主に世界中にある日本人の多い都市にできる
1915年にブラジルにできたのを皮切りに50年以上の歴史を持つ学校もいくらかある
現在50か国に大小合わせて85校が存在するよ
ちなみにほとんどは義務教育の小中学校のみ
一部には生徒数2000人以上のマンモス校もある
幼稚園高校は極端に少ないよ 2 補習授業校
これは平日は現地校に行ってるやつらが放課後とか週末にだけ通うもの
当然長い時間は取れないから勉強の目的は日本的教育に触れておく程度のものや
また一部の学校には外国人や移住者向けに日本語を教えるクラスもあるらしい
ワイは2年ほど通ったで だから週一の塾みたいなものかな
だけどもワイが行ってたところでは年一で運動会があったし小さいながらも図書室があったりと勉強して終わり、ってわけではなかったで
その地域の日本人の集会場、みたいな側面もあったかな
子供が勉強する間親は大いにおしゃべりしてる 勉強内容はワイのところでは国語数学歴史くらい
高校部では小論文も書いたりと特殊なこともやったで
内容はそこまで難しくないし、別に落第制度とかもないから基本的には気楽なものや
とはいっても毎週日曜日がつぶれるのは今思えば痛かったか 日本人学校より当然規模は小さくなるから数も多い
世界中54か国に187校ある
特にアメリカには補習授業校が多いんや
アメリカの駐在員の子供の多くは普段現地の学校に通っているということやな
と言ってもアジアやヨーロッパにはまとまった数があるしただの傾向や
ワイの感覚では先進国だとそのまま現地の学校に入れることが比較的多いと思うで
日本人学校と違って小中学校のほか高校も割と一般的 3 私立在外教育施設
固い名前やが実態は大規模私立高校の海外分校というところや
慶應を例にあげると慶應は横浜に慶應高校がある
そのほか埼玉や神奈川に慶應○○高校がいくつかある
同じように慶應の場合アメリカに慶應ニューヨーク学院ってのがあるんや だから日本人学校補習授業校が基本公立なのに対してこれだけまったくの私立学校なんや
日本には当然私立高校たくさんあるけど別の次元の世界だと思う
3年いたけどいろいろと特殊で新鮮すぎる体験だった
ちなみにほとんどが高校のみで小中幼稚園があるところは少ないで 基本的には日本の高校や日本人学校と同じく朝始まり午後終わる全日制や
ただ他と大きく違うのはどの学校にも敷地内に寮があってそこから通うことが前提
通学生も多少いるけど超少数派
ちなみに寮の費用やら授業料入学金やら合計するととんでもない金額になるで
金がかかるということはつまり・・・ また寮があること、高校の期間を利用して留学できること、卒業後はエスカレーター式に大学進学ができるので日本から入学する人間が多数派なんや
昔は必ずしもそういうわけでなかったようだけど、バブル崩壊後の不景気で生徒を選ぶ余裕はなくなってしまったらしい
そもそも不景気の煽りで閉校したところも少なくないで
現状6か国9校しか残ってないんや
残りも風前の灯火と言って間違いないだろうね 大体こんなもんや
正確にはこの3種以外に文科省のお墨付きでない無認可の学校も結構あるんだが
情報が極めて少ないし触れないでおく ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています