核のごみ処分 道筋を根本から問い直せ
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20171217/KT171215ETI090020000.php

発電後に出る「核のごみ」(高レベル放射性廃棄物)である。
長期にわたって強い放射線を出すため、深さ300メートル以上の地層に保管する最終処分場の建設が必要とされる。

核のごみは数万年以上にわたって人間の生活環境から遠ざける必要がある。
これほど危険性が高いごみは、ほかにはない。

事業の開始時に廃棄物の処分方法を決めるのは、事業者の責任である。
国と電力会社はそれを果たさないまま原発を始め、事態を放置してきた。
その結果、日本には行き場のない核のごみがあふれる事態となった。