部屋の乱れは心の乱れと言うけれど
混沌の中にも秩序は存在するもの

まるで晴れた日の海のように穏やかだった俺の心に今、嵐が吹き荒れている
部屋の掃除を始めたからだ
先の見えない夜の真っ暗な藪の中を一人で歩いているような
そんな途方もない不安と苛立ちに苛まれて頭がどうにかなりそうだ・・・

地の底に潜み、人類への復讐の機会を長年待っていた巨人族が
いるのかどうか俺は知らないけれど
そいつらが地面から這い出てきて俺の部屋をペチャンコに踏み潰してくれれば
そうしたら楽になれるのに

こんな汚部屋を一日やそこらで片付けられるわけねえだろうが・・・
もうたくさんだ・・・田舎に帰りたい・・・