
橋から飛び降りようとしていた20代の女性を助けたとして、兵庫県警宝塚署はいずれも同県宝塚市在住で会社員の
宮崎要さん(53)、森分真湖さん(62)、大嶋麻美さん(43)に県の善行賞「のじぎく賞」を伝達した。
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偶然居合わせた3人で止めに入り、女性をなだめながら警察の到着を待った。
神戸大橋から飛び降りか 男性が死亡
昨年12月25日午前7時前、阪急電鉄宝塚駅前の宝来橋をそれぞれ渡っていると、女性の怒鳴り声が聞こえてきた。
橋の真ん中で、サンタクロースの衣装を着た女性が誰かと電話をしている。
電話を終えたのかスマートフォンを置いた女性は高さ1メートルほどの欄干に足をかけ、橋から飛び降りようとした。
近くを歩いていた3人はとっさに駆け寄り、宮崎さんと大嶋さんは背後から体を押さえ、森分さんは「死んだら負けや」と叫んだ。
それでも女性は飛び降りるために何度も立ち上がろうとしたため、宮崎さんは欄干の前に立ちはだかり、通行人に110番を依頼。
大嶋さんと森分さんは女性の背中をさすったり、「大丈夫、大丈夫」と声をかけたりして落ち着かせた。約10分後、警察官が到着し、引き渡した。
宮崎さんは「すぐに行動できてよかった」と振り返り、大嶋さんは「心落ちつく場所で過ごしていてほしい」。
森分さんはかつて友人を自死で亡くしたといい、「残された人は悲しみ、無力感をずっと引きずる。だからこそ、女性には生きてほしかった」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/437c0e449af529a8fc086f337b5195aeb728bfc1