
フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長(70)とフジテレビの清水賢治社長(64)。この2人の行状を
告発する文書が存在している。宛先はダルトンやレオス、レノなど大株主。果たして、その中身は本当に
事実なのか。
金光氏は西武百貨店勤務を経て、フジに入社。『料理の鉄人』などの企画を立ち上げ、中途入社組としては
異例の出世を遂げた。トンネルで渋滞に巻き込まれた日枝氏を非常階段から救い出した逸話は、多くの
局員が知る伝説だ。告発文書では、2018年の株主総会で提起されたセクハラや、自身と親密な女性を
執行役員に起用したとする情実人事が疑惑として記されている。
清水氏については、女性社員のお尻を触るなどセクハラ行為に及び、部下に注意されても、「私はね、
シミケンじゃなくて、今日からシリケンだから」などと、懲りずに触り続けていたというのだ。フジ関係者が証言する。
「飲み会での“シリケン”の醜態は複数人が目撃しているとされます。確かに清水氏は酔うと、相手の髪を
触ったりもする。告発文書の信憑性は高いとする見方も少なくありません」。
一連の問題についてフジHDに見解を求めた。金光氏の疑惑は「そのような事実はございません」と否定。
ただ、清水氏の疑惑は「現在、フジテレビでは、真偽不明の案件も確認することにしており、ご質問についても
同様です」と回答した。
週刊文春 2025年5月1・8日号
https://bunshun.jp/denshiban/articles/b11263