3月22日、広島市でパトカーに追跡されていた2人乗りのバイクがトンネルの壁に衝突し運転していた男性が死亡した事故で、後部座席に乗っていた30歳の会社役員が座席から立ち上がるなどして運転手のハンドル操作を誤らせ死亡させたとして警察に逮捕されました。
容疑を一部否認しているということです。

3月22日の午後10時半すぎ、広島市南区江波南の市道で、ヘルメットをかぶらずパトカーの追跡から逃げていた2人乗りのバイクがトンネル入り口の壁に衝突し、バイクを運転していたインドネシア国籍で技能実習生のトゥッパク・ハモナンガン・ナミ・パダンさん(22)が死亡しました。
この事故で警察は、後部座席に乗っていた広島市の会社役員、末澤敏哉容疑者(30)が、バイクの走行中に座席から立ち上がったり運転手の肩をまたごうとしたりして、ハンドル操作を誤らせて事故を起こし、技能実習生を死亡させたとして重過失致死の疑いで逮捕しました。
調べに対し、「事実に一部違うところがあります。運転手に『止めろ』と言ったと思います」と供述しているということです。
警察は、当時の詳しい状況を調べています。