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因幡はねるさんは、子宮体がんの発覚から病気の経過や手術まで、ファンへ詳細に発信。YouTube上でエンタメ性に富んだコンテンツの発信を続けつつ、ライブやTV出演など活動の幅を広げている。病気を公表するまでの経緯や理由とは?
PROFILE
プロフィール
因幡はねる
いなば・はねる スカウトにより2018年からVTuber事務所のななしいんくに所属。YouTubeの「Haneru Channel」で生配信や動画を発信する一方で、ラジオやテレビ、歌ライブに出演するなど、幅広いフィールドで活躍中。
バーチャルな世界から届ける、大切な話
── VTuber歴8年目の因幡さん。普段は主にどんな配信を?
因幡はねるさん(以下、因幡):ゲーム配信などの生配信やクイズ企画、動画投稿などです。
── VTuber界でも歴が長く幅広いジャンルの配信を続けていますが、特に話題になったのが、ご自身の病気を報告した’23年4月の生配信です。その経緯を教えてください。
因幡:まず、病気を疑うきっかけこそが生配信でした。お手洗いに行ったあとに毎回お腹が痛くなっていて、生配信中に「痛い痛い…」と言ってたら、視聴者さんから「病院に行ったほうがいい」と言われて。それで人間ドックに行ったり、婦人科で子宮の検査をしてもらったのですが、いくつも病院を回っても問題ないと言われました。
ですが、昔から生理が重いほうで、生理痛も酷いし経血の量も多く、朝起きると布団が真っ赤になっていることもよくあったので不安は拭えず、ある時また新しい婦人科へ。そこで「子宮体がんの検査はしてる?」と聞かれてそれまでの検査内容を確認してみたら、子宮頸がんの検査しかしてこなかったことがわかったんです。すぐに検査を受けたら、初期の子宮体がんでした。
【退院】子宮体がんの手術をして生還したうさぎ【因幡はねる / ななしいんく】手術が終わって退院したあと、発覚から退院までをまとめて振り返った配信動画。「特に、発覚が遅れた理由や手術までのフローを知っていただきたいです」
婦人科の検査を受ける際、気を付けてほしいこと
── 子宮体がんは、一般的に閉経後の女性に多いとされていますね。
因幡:そうなんです。私の場合、最初の検査を始めてから発見まで約1年かかったんですが、その要因は年齢的に子宮体がんの検査対象になりにくく、検査をしなかったためでした。また、一度検査結果を聞いたら次は別の病院にかかっていたことも発見が遅れた原因になっていて。
もし同じ病院に通って「まだ不調が続いている」と訴えていれば、可能性は少なくても子宮体がんの検査をするという話になったかも。そういうことも、みなさんに知ってほしいです。