「重大な事故だ」石丸伸二氏、地域政党設立会見は記者団に苦言から 案内流出で会場変更

昨年7月の東京都知事選で次点となった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(42)は15日、東京都内で地域政党設立に関する記者会見に臨んだ。冒頭は記者クラブ向けの案内文が外部に流出したとして、幹事社とやり取りする場面から始まった。「受け取った情報を社外に勝手に出していいルールがあるのか。重大な事故だ。過失があったのは明らかだ。しかし一言も謝罪はなかった」と記者側を非難した。

石丸氏は案内のネット流出が確認されたとして、X(旧ツイッター)に「誰が来るかわからない状況は種々のリスクが高いと判断しました」と投稿しており、当初の会場を変更した経緯がある。

石丸氏は記者団に対し、「おごっている。メディアと政治の話ではない。ビジネスをやる上で職業人として当たり前の所作を確認しているに過ぎない」と糾弾し、「当たり前のことを当たり前にできない組織に未来はない」と指摘し、情報管理の徹底を求めた。

石丸氏は会場に入る際は、顔見知りとみられるTBS系「サンデー・ジャポン」の男性記者とあいさつを交わした。一方、入口の外では、会場に入れないとして、フリージャーナリストの横田一氏が「立ち見でも参加させてください」と運営スタッフらともめていた。

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