
日本は目下、ポップカルチャー大国として栄えている。だが、こんなことを言って誠に申し訳ないが、日本アニメの優位性を維持するのは、現実的には非常に厳しい。どんなに才覚があり、共感力に優れている者が日本の舵取り役になったとしても、この現実を乗り越えるのは困難だと言わざるを得ない。
最大の問題のひとつは人口動態だ。日本は超高齢化社会に突入している。だが、クールジャパンの要となるアニメや漫画は若者文化だ。超高齢化社会は恐ろしく現実的であり、妊娠を強制するような『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』的な介入でもない限り、すぐに変わることはないだろう。この厳然たる事実は、日本のポップカルチャーの未来に2つの重要な影響をおよぼす。ひとつは長期的な影響、もうひとつはもっと直近のものだ。
まず、長期的な影響について。若年世代がますます数を減らすなか、日本は世界から愛されている視覚芸術エンターテインメントをどうやって作り続けていくのか?
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/688dd29fbfc5a5180e079600eec7a2c64fd0a2fd&preview=auto