
日本は財政健全化を、新たな支出への国債発行回避すべき=IMF高官
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad504670fe51bde26522600cff59401841f0dec2
[東京 1日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)アジア太平洋局長のクリシュナ・スリニバーサン氏は1日、日本が追加的な支出を行う場合、国債を発行するのではなく、予算内で賄うべきとの見方を示し、日銀が利上げに乗り出す中、政府が財政健全化を行うことが重要だと指摘した。
ロイターのインタビューで「金融政策の正常化が進められていることを踏まえると、財政側が大幅に遅れている健全化に実際に着手する責任がある」と述べた。
石破茂首相は物価高による家計への影響を和らげるため、新たな大型経済対策をまとめる方針を示している。
スリニバーサン氏は「いかなる支援も的を大幅に絞るべきで、新たな対策は予算内で賄うべきだ」と指摘。「新たな対策に充てるために債務をさらに増やすべきではない」と述べた。