
東北電力の女川原子力発電所(宮城県)2号機が29日に再稼働し、東日本の電力需給の改善へ一歩踏み出した。国内では今後も電力需要の伸びが予想されており、
政府は安定的な供給に向け、他の原発の再稼働を進めたい考えだ。
【動画】再稼働される女川原発のいま
12月にも営業運転
「東日本の原発としても、国内のBWR(沸騰水型軽水炉)としても震災後初めての起動で、大きな節目になる」。武藤経済産業相は閣議後の記者会見でこう述べ、
今冬は企業や家庭への節電要請を行わない方針を明らかにした。
女川2号機は12月にも営業運転を始める予定で、東北電管内の供給力は単純計算で5%程度の底上げになる。全国で最も需給が逼迫(ひっぱく)する
東京電力管内でもプラスになる。東北と東京は連系線でつながっており、東京向けには最大650万キロ・ワットを送ることができる。
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