https://news.yahoo.co.jp/articles/fef8c94646d1b3b0cdf60157e7ddb441451d3f0b
警視庁は自動車で「ホッピング走行」を繰り返した神奈川県相模原市の26歳男性に対し、「安全運転義務違反」で交通反則切符(青切符)を交付したと発表しました。
ホッピング(hopping)は飛び歩く、ぴょんぴょん跳ぶといった意味の英語であり、ホッピング走行とは車体を大きく上下に揺らして飛び跳ねるように走ることをいいます。
男性は油圧によって車高を操作できるようアメ車(アメリカ製の自動車)を改造しており、5月5日の未明、ホッピングを繰り返しながら時速30kmほどのスピードで東京都渋谷区の路上を走行したと報じられています。
ホッピング走行を繰り返した理由について、男性は「周囲の人に見せたかった」などと話しており、すでに9000円の反則金を納付しています。
こうしたホッピング走行の摘発は警視庁として初めてのことですが、実は改造車による都心部での危険な走行は以前から問題視されていました。
渋谷では毎月1回程度、週末に多くの改造車が集結し、中心街を集団で走行しています。
そこではホッピング走行だけでなく、前輪の1つを浮かせて3輪で走る「リフト走行」といった危険な行為が繰り返されてきました。
そして2023年10月7日の夜には、渋谷のスクランブル交差点付近でリフト走行をしていた改造車が歩道に乗り上げ、7人が負傷する大事故も発生しています。
これらの危険行為に対してはSNS上で「これ、カッコイイと思ってやっているのかな?」「危ないし、他人に迷惑をかける行為はやめて欲しい」といった声のほか、「このクルマで車検通るの?」といった疑問も複数寄せられています。
また、警察の取り締まりに関しては「今まで取り締まられてなかったことが驚き」「この程度の罰則じゃ今後も同じことを繰り返しそう」「改造車の時点で使用を禁止して欲しい」などの意見が聞かれました。