国内で韓国語を学ぶ人が増えている。韓国ドラマやKポップなどのエンターテインメントを中心に20年来続く「韓流ブーム」が背景にあるとみられ、新たに「韓国専攻」を設ける大学まで出てきた。
日韓両国政府の関係などに左右されながらも、関係者は今後のさらなる広がりに期待する。 

 4月初め、愛知県豊明市の桜花学園大。新設された国際学部のオリエンテーションに、新入生50人余が集まった。「ケンチャナですかー」「ケンチャナですよー」。「大丈夫」を意味する韓国語と日本語を組み合わせた会話が飛び交う。合間には「推し」のアイドル写真を寄せ合い、桜をバックにパシャリ-。
 学部の目玉は「韓国専攻」。言語だけでなく文化や歴史...

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