今もっとも注目を集めるZ世代の経営者の一人、株式会社水星代表・ホテルプロデューサーの龍崎翔子さんが初の著書『クリエイティブジャンプ』を上梓した。東大在学中の19歳で起業、“ないない尽くし”の環境から出発しながらも、ホテル業界に新風を呼びこみ、異色の事業展開に成功した裏側には、驚きのビジネススキルがあった!

金も人員もノウハウもなく……北海道・富良野で起業
――龍崎さんはこれまでトレンドを牽引するホテルやサービスを次々と立ち上げ、注目を集めてきましたが、まだ東大に在学していた時にいち早く起業していますよね。

龍崎 はい、大学2年生だった2015年に起業し、北海道・富良野でペンション経営を始めたのですが、当時は企業勤めをした経験もなければ、ホテルで働いた経験もほとんどなかったため、右も左もわからない状態。資金や人員もノウハウもない、限られた経営資源をなんとかやりくりしながらのスタートでした。

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