庵野とシンゴジの実体を喝破していた人のシンカメ評

「時代と庵野ということで考えると、311のいいとこどり(不謹慎)ができたシンゴジはともかく、本当に人類が未知の脅威と対峙したコロナ禍の中では、シンウルトラマンとシンライダーには子供騙し感がどうしても出てしまうよな。 
国家(と、その有能さ)への謎の信頼は特にアホらしく(子供っぽく)見える。
本当の人類の危機にこの国の政府が何したかというと、アベノマスクとお肉券だからな。
竹野内豊はお肉券を配る側の人間。庵野監督もスベらざるをえぬ」

「国家へのボンヤリした恭順、社会への無関心、見識の狭い世界観、生活実感の希薄さ、身体感覚の欠如、必然性を無視して見映え優先、生身の役者にアニメの如き設定を課してキャラ表にしてしまう。

これら庵野秀明の拭いがたい悪癖が、震災という強烈なツールで観客を不条理な世界に巻き込んだ「シン・ゴジラ」では尽く裏返ってすべてがうまくいったのに、空っぽの器に初代ライダー再現してお好みで盛りつけましょうという安易な企画では悪癖が悪癖のままゴロゴロと転がってるだけで無様だ。」