桐生第一サッカー部コーチ「ペルー人は謝ることができる」生徒やゆ 不適切指導で指導自粛処分
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群馬県桐生市の桐生第一高が28日、サッカー部のコーチを務める教諭2人に不適切な指導があったとして、指導自粛などの処分にしたと発表した。

1人は2023年夏ごろ、ペルーにルーツを持つ生徒が部活に遅刻した際「ペルー人は謝ることができるんだよね」と発言。保護者から、ルーツをやゆし差別的だとの指摘を受け、配慮が足りなかったと判断した。

同校のサッカー部は11年の全国高校サッカー選手権大会でベスト8の強豪。別の1人は23年11月ごろ、生活面で同じ生徒を指導した際「何も考えずに行動していると、極論だけど、人を殺すようなことにもなりかねない」と述べた。

23年11月に保護者の訴えで発覚し、教頭らが生徒と保護者に謝罪。2人の他、サッカー部の部長と監督の教諭2人も管理責任を問い、指導自粛処分とした。同校は取材に「差別的な意図や悪意を持った発言では断じてない」とした。

4人の処分はいずれも3月25日に解除された。味戸克之校長は再発防止に向け「管理体制強化に努める」とコメントした。(共同)