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小林製薬の紅麹サプリの健康被害が拡大し続けており、3月25日の同社発表(第二報)によると入院した人が26人となりました。その影響は同社の紅麹原料を用いた食品メーカーに広がり、現在、機能性表示食品、日本酒、豆菓子、みそ、豆腐、塩辛などの製品が自主回収されています。

消費者の不安は、同社が製造した紅麹ではない原料や添加物を用いた製品にも広がっています。様々な食品に表示されている「ベニコウジ色素」「着色料(紅麹)」の文字が気になるようですが、これらは食品添加物で、小林製薬の紅麹(食品添加物ではなく食品原料)とは違うものです。

食品添加物のベニコウジ色素は小林製薬の紅麹を原料としておらず、これまで健康被害も報告されていません。食品添加物として国の規格基準で成分規格や試験方法などが定められ、表示方法も異なります。下表にまとめました。



なお、今回の健康被害は、小林製薬が自社製造した米紅麹の一部ロット(2023年後半に製造された複数ロット)で検出された未知の物質が原因、と想定されているものです。他社の紅麹を原料とする製品や、ベニコウジ色素が使われている添加物とは違うもので、紅麹に関する製品が全て危険なわけではありません。

https://foocom.net/secretariat/foodlabeling/24470/