万博、大阪市民1人当たりの負担は約2万7000円 大阪市試算

大阪市は8日、2025年大阪・関西万博で市が負担する費用の総額を市民1人当たりに換算すると、約2万7000円に上るとの試算を明らかにした。市の負担総額を推計人口で割った単純計算で、横山英幸市長は報道陣に「市民に支払いを求めるわけではない」と説明した。

【一覧表で分かりやすく】万博関連の費用

 市議会都市経済委員会で、佐々木哲夫議員(公明党)の質問に明らかにした。

 大阪府と大阪市は2月、万博の誘致から開催までに府市が負担する費用の総額を計1325億円と公表した。内訳は、国、府・市、経済界が3分の1ずつ負担する会場建設費(783億円)や、府・市が出展する大阪ヘルスケアパビリオンの関連経費(118億円)、機運醸成費(39億円)など。

 このうち、市の負担総額は約748億3000万円で、これを市の推計人口約277万人で割って算出した。横山市長は答弁で「市民に費用の執行状況を丁寧に説明し、ご理解いただく必要がある」と述べた。【野田樹、藤河匠】

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