スプリンクラーでホール水浸し、被害総額2億超え…思わぬ誤作動の原因は
2024/03/05 15:30 読売新聞

兵庫県川西市小花の芸術文化施設「みつなかホール」で昨年10月、スプリンクラーの誤作動でホールが水浸しとなった問題で、川西市は、工事業者が自動火災感知器近くに立ち止まり、センサーが反応したことが原因だったと発表した。被害総額は約2億500万円に上る。施設の全面再開は8月頃の見通し。

事故は昨年10月11日午前、2階のメインホールで発生。舞台やオーケストラピット、1階の文化サロンなどが浸水し、公演や映画鑑賞会など全ての催しが中止された。

市によると、作業員3人が舞台上部の設備スペースで、赤外線を受発信している火災感知器2か所の間にとどまった。赤外線が20秒以上遮られた場合に、煙が発生したと認識する仕組みになっていたという。

スタジオとセミナー室は4月、メインホールと文化サロンは8月に再開する予定。

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20240305-OYO1T50015/