「失われた30年から決別」「期待に満ちている」−株最高値で証券首脳

「失われた30年の象徴的な数字を超えた」。 日経平均株価が22日、約34年ぶりに終値ベースの最高値を一時上回ったことについて、大和証券グループ本社の中田誠司社長はこう評した。

都内本社で記者団の取材に応じた中田社長は、最高値更新に34年かかったことについて「デフレ要因が大きかった」として、今回の高値更新は「意義が大きい」と指摘。

野村ホールディングスの奥田健太郎社長も都内本社で記者団に対して「大きな節目を迎えた。期待に満ちている」との感想を語った。

大和証Gの中田社長は、日経平均がこれまでの最高値を付けた1989年のバブル期と比べ、株価収益率(PER)の観点から「冷静な株高」と説明。中田、奥田両氏ともに今年の日経平均株価の高値を4万3000円と予想した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-22/S97SSZDWRGG000