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 国際博覧会を中止するとなればこれまでの招致活動、広報、施設整備、
道路、鉄道などこれまでの投資が全て無駄になるし、残った施設を
何も利用しないまま取り壊す必要が生じるし、既に建設に着手している
国内外のパビリオンの損害を日本政府が補償することになる。
 さらに既に販売済みのチケットの払い戻し、国際博覧会の国際機関である
BIE(博覧会国際事務局)への莫大な違約金の負担が生じる。
 それによって我が国に対する世界から信頼が失墜する。

 「中止」による国家損失は莫大なものとなり、国際博覧会という大きな国策事業
を自ら失敗させる決断は復興支援どころかむしろ「足させ」になるということ。

 今、我が国がやるべきことは地震や津波などにどれだけの減災対策ができるか
その最先端技術を国内外に発信するためにも国際博覧会を開催して成功させること
であって、むしろその収益を被災地の復興に役立てるべきです。

中止は天下の愚策です。