ジョビ子 師走の朝に響く「ヒッヒッ」 冬の風物詩「ジョウビタキ」/兵庫・丹波篠山市

https://news.yahoo.co.jp/articles/fb42e7d7e668c4cd52c936786b9a77857ea8b8d5

丹波新聞
葉の落ちた木にとまり、「ヒッヒッ」と鳴くジョウビタキのメス。通称・ジョビ子=2023年12月1日午前8時26分、兵庫県丹波篠山市内で

 師走の朝、兵庫県丹波篠山市内に「ヒッヒッ」という鳴き声が響く。声の主は、冬鳥「ジョウビタキ」のメス。愛好家の間では親しみを込めて通称”ジョビ子”と呼ばれる。

 全長15センチでスズメほどの大きさ。オスは頭が銀白色、顔が黒色、腹は赤茶色と特徴的な色合い。メスは灰色と茶色。積雪の少ない土地で越冬することから、冬の風物詩として知られている。

 12月に突入し、最低気温がマイナス2度となった市内。愛らしいつぶらな瞳で辺りをきょろきょろと見まわしながら、時折「ヒッ」と鳴く。手がかじかむほどの気温の中で、「寒っ」と言っているかのようで、「ほんまに」と声をかけておいた。