香港の民主活動家の周庭さんが27歳の誕生日にあたる3日、カナダに事実上亡命したことを明らかにしました。

周庭さんは、さきほど公表した声明で、「現在カナダのトロントにいて、香港に戻らないことを決めた」と明らかにしました。

周庭さんは高校時代から香港の民主化を求める運動に参加し、2019年の大規模な民主化要求デモなどでリーダー的な役割を果たしました。

日本語に堪能なことから、日本のメディアの取材にも積極的に応じてきました。

2020年には違法な集会を扇動したとして禁錮10か月の有罪判決を受け、翌年、出所したあとも警察への定期的な出頭を求められるなど、政治的な発言を一切できない状態が続いていました。

今回、政治的な活動を行わないことなどを条件にパスポートを取り戻し、留学の名目でカナダに滞在していました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/179767b45e9082485006c0176506804736f7b693